特集 良好なバスキュラーアクセスを作製・維持するために
コラム:アクセストラブル発見のために―シャントトラブルと治療介入のタイミングを考える
松田 政二
1
1どい腎臓内科透析クリニック・臨床工学技士
キーワード:
PTA
,
狭窄
,
モニタリング
Keyword:
PTA
,
狭窄
,
モニタリング
pp.1460-1462
発行日 2025年11月10日
Published Date 2025/11/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003644
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
バスキュラーアクセス(VA)管理において,シャント狭窄に対する適切な治療介入のタイミングの判断は,日々の臨床で悩ましい問題の一つである.とくに,シャントエコーで血流量(flow volume;FV)の低下や末梢血管抵抗指数(resistive index;RI)の上昇が見られた際に,すぐに経皮的血管形成術(PTA)を行うべきか,それとも動的静脈圧(DVP),静的静脈圧(SVP)の上昇や脱血不良といった臨床的な異常所見が出てから治療に踏み切るべきかといった判断は,狭窄位置や治療の既往歴などを踏まえたうえで,施設の治療方針によって判断される.

Copyright © 2025, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.

