特集 良好なバスキュラーアクセスを作製・維持するために
6.穿刺ミスを防ぐための実践と支援の考え方
川原田 貴士
1
,
岩下 廉史
1
,
上野 庸介
1
,
谷口 英治
1
,
安田 透
1
,
池田 潔
1
1池田バスキュラーアクセス・透析・内科
キーワード:
バスキュラーアクセス
,
穿刺
,
穿刺ミス,エコー
Keyword:
バスキュラーアクセス
,
穿刺
,
穿刺ミス,エコー
pp.1417-1421
発行日 2025年11月10日
Published Date 2025/11/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000003637
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穿刺ミスは患者の信頼喪失や治療満足度の低下を招くのみならず,スタッフの心理的負担や技術習得の障壁にもなりうる.本稿では,穿刺ミスを防ぐための実践として,理学所見に基づくブラインド穿刺と,視覚情報を活用するエコー下穿刺の特徴と教育方法を紹介する.両者に共通する原則として,穿刺前の評価と穿刺後の振り返りの重要性を示し,スタッフの技術向上と患者との信頼関係を両立させるための支援体制について,多角的に検討した内容を報告する.

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