非専門医にもできる! リウマチ・膠原病診断 膠原病を疑う検査異常 鑑別とアプローチ
骨密度異常
松井 和生
1
1滝川市立病院 内科
キーワード:
危険因子
,
骨粗鬆症
,
骨密度
,
鑑別診断
,
リスク評価
,
骨折-骨粗鬆症性
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Osteoporosis
,
Risk Factors
,
Bone Density
,
Risk Assessment
,
Osteoporotic Fractures
pp.285-287
発行日 2017年2月1日
Published Date 2017/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017162621
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骨粗鬆症は,骨密度低下と骨の微細構造の異常を特徴とし,骨が脆弱となり,骨折リスクが増加する疾患である.骨密度は,若年成人平均値(YAM),WHOによる骨密度診断カテゴリーにより判定する.FRAX骨折リスク評価ツールにより10年以内の主要骨粗鬆症性骨折リスクの評価が可能である.脆弱性骨折の既往がある場合,とくに骨折リスクは高くなる.65歳以上で骨量減少がある場合,65歳未満でリスク因子がある場合,X線撮影により椎体形態骨折の有無の評価を行う.骨粗鬆症の診断では,病歴・身体診察・検査により,続発性骨粗鬆症の原因や骨粗鬆症類縁疾患を鑑別する.
©Nankodo Co., Ltd., 2017