特集 “透析看護”研究,論文発表に繫げよう!
はじめに―看護実践を可視化するためのステップ
下山 節子
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1 NPO法人日本看護キャリア開発センター
pp.239-241
発行日 2024年3月10日
Published Date 2024/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002912
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透析看護の現場にいる看護師だからこそできることがある.それは,看護実践の現場で培った貴重な経験を実践報告あるいは研究として公表することである.看護実践の現場は,暗黙知の宝庫といわれている.その暗黙知を看護が見える形で表現するのが形式知である.どのように形式知として表現するかが,現場の看護者に求められている.たとえば,ナラティブとして看護を語ること,看護を意味づけ実践するためのリフレクションなどもその一つである.さらにそこから1歩進めて,経験した事例を実践報告としてあるいは研究としてまとめ,発表することによる看護実践の可視化がある.
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