特集 オンライン HDF の基礎から応用
1.オンライン HDF のエビデンス
川西 秀樹
1
1土谷総合病院
キーワード:
オンライン HDF
,
生命予後
,
透析関連低血圧
Keyword:
オンライン HDF
,
生命予後
,
透析関連低血圧
pp.471-478
発行日 2023年5月10日
Published Date 2023/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002543
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血液浄化法の目的は尿毒症毒素を除去することであり,近年は中分子量物質(MM)が目標になっている.オンライン HDF が開発され,透析関連合併症防止・生命予後改善などが示されているが未だ確定されていない.MMは糸球体を通過する溶質である分子量 0.5~58 kDa の範囲として定義され, small-middle >0.5~15 kDa,medium-middle >15~25 kDa,large- middle >25~58 kDa の分類が提唱された.日本では large-middle 領域であるα1-ミクログロブリン(α1-MG)除去が目標とされ,α1-MG の抗酸化作用が注目されているが,臨床エビデンスは未だ確定していない.
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