透析modalityの多様化
HDF療法の多様化 拡大するオンラインHDF オンラインHDFの基本特性
川西 秀樹
1
1土谷総合病院
キーワード:
腎不全-慢性
,
ミクロ細孔フィルター
,
血液透析濾過
,
診療報酬
Keyword:
Kidney Failure, Chronic
,
Micropore Filters
,
Hemodiafiltration
pp.537-543
発行日 2013年5月10日
Published Date 2013/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2013256436
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オンラインHDFでの除去効率は置換液量に依存しているが,希釈方式により効率が異なる.置換液量設定は血流量,透析液流量,ヘモダイアフィルタの透水性により規定され,蛋白漏出型ヘモダイアフィルタを使用する場合,後希釈ではアルブミン漏出量が過大となるため前希釈HDFが選択される.平成24年度の診療報酬改定によりオンラインHDFの技術料が新設され,適応の縛りもなくなった.さらに施設要件として「透析液水質確保加算2 20点」を算定していることが加わった.この改定により,必要とされるすべての透析患者にオンラインHDFを行うことができるようになった.今後,オンラインHDFの有効性に関するエビデンスの構築が必要となる.
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