特集 もっと知ろう透析患者の栄養と身体評価
10.筋肉量の評価
三木 祐哉
1
,
越智 章展
1
,
森 克仁
2
1大阪公立大学大学院医学研究科代謝内分泌病態内科学
2大阪公立大学大学院医学研究科腎臓病態内科学
キーワード:
筋肉量評価
,
二重エネルギーX線吸収測定法(DEXA)
,
生体電気インピーダンス分析(BIA)
Keyword:
筋肉量評価
,
二重エネルギーX線吸収測定法(DEXA)
,
生体電気インピーダンス分析(BIA)
pp.417-422
発行日 2023年4月10日
Published Date 2023/4/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002522
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骨格筋の減少に早期から対応することが透析患者の予後改善に重要であるが,そのためには普段から筋肉量評価を行う必要がある.筋肉量評価には二重エネルギーX線吸収測定法,生体電気インピーダンス分析,CT(computed tomography),MRI(magnetic resonance imaging)がある.しかし,最近透析患者における筋肉量をエコーで評価することや,クレアチニンインデックスで評価することの有用性も報告されており,今後使用が広がっていく可能性がある.それぞれの方法には利点と問題点があるが,臨床背景に合わせて筋肉量を評価していくことが大切である.
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