話題・論点
新型コロナウイルス感染症―院内感染防御を目指した院内体制
中村 麻美
1
,
舩越 哲
1
1衆和会長崎腎病院
キーワード:
MCP(medication continuity plan)
,
BCP(business continuity plan)
,
クロストレーニング
,
新型コロナ抗原定性検査
,
新型コロナ抗原定量検査
Keyword:
MCP(medication continuity plan)
,
BCP(business continuity plan)
,
クロストレーニング
,
新型コロナ抗原定性検査
,
新型コロナ抗原定量検査
pp.1421-1424
発行日 2021年11月10日
Published Date 2021/11/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001960
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
透析施設では従来から「透析施設における標準的な透析操作と感染予防に関するガイドライン」参考URL1)に準拠した厳格な感染対策が行われていることから,密接した空間での集団治療にもかかわらず,大規模な集団感染の発生は少ない参考URL2).とはいえ,全国での急速な新型コロナウイルス感染症新規感染者の増加に伴い,透析患者の新規感染者数も急増しており,2021年5月6日時点での感染者数は1,757名,うち死亡者は250名(14.2%)と参考URL3),一般人口の新型コロナ感染者死亡率1.7%程度に比べきわめて高率であり,透析施設では,より厳重な感染対策が求められる.
Copyright © 2021, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.