透析患者の消化管疾患AtoZ 各論
3．口腔 3 顎骨壊死
岩本 潤
1
1慶友整形外科病院骨関節疾患センター
キーワード：
ビスホスホネート
,
デノスマブ
,
骨粗鬆症
,
骨転移
,
顎骨壊死
Keyword:
ビスホスホネート
,
デノスマブ
,
骨粗鬆症
,
骨転移
,
顎骨壊死
pp.975-976
発行日 2021年8月25日
Published Date 2021/8/25
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001848
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骨粗鬆症や癌の骨転移などに対して，ビスホスホネート（bisphosphonate；BP）やデノスマブ（denosumab；DMab）が使用される．これらの骨吸収抑制薬での治療中に，抜歯などの顎骨に対する侵襲的な歯科処置や局所感染に関連して顎骨壊死（OsteoNecrosis of the Jaw；ONJ）が発現する症例がある．本病態において，口腔内における骨露出が典型的である．わが国の顎骨壊死検討委員会ポジションペーパー20161）では，BRONJ（BP―Related ONJ）とDRONJ（DMab―Related ONJ）を包括したARONJ（Anti―resorptive agents―Related ONJ）という名称が使われている．
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