ケース・スタディ
溶血性貧血で発症し,急性腎障害を合併した1例
越野 昌子
1
,
野畑 宏信
1
,
伊藤 恭彦
1
1愛知医科大学腎臓・リウマチ膠原病内科
キーワード:
血球貪食性リンパ組織球症
,
急性血液浄化
,
急性腎不全
Keyword:
血球貪食性リンパ組織球症
,
急性血液浄化
,
急性腎不全
pp.497-504
発行日 2021年5月10日
Published Date 2021/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001717
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症 例:40歳,女性 既往歴:20歳代;左乳房良性腫瘍 家族歴:特記事項なし 生活歴:飲酒歴および喫煙歴なし 現病歴:1カ月前より夜間の発熱,筋肉痛,倦怠感が出現.徐々に症状増悪あり.3日前より血尿を認め,近医にて膀胱炎疑いとしてレボフロキサシンを処方された.抗菌薬開始後も発熱が持続し,黄疸が出現したため,紹介となる.当院初診時,RBC 250×104/μL,Hb 7.3 g/dL,総ビリルビン3.65 mg/dL,LDH 2,994 U/Lを認めた.溶血性貧血が疑われ,血液内科に入院となる.
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