特集 透析看護分野の看護師の認定・研修制度と社会から求められるもの
5.実践報告(4)腎臓病療養指導士を取得した看護師の役割と実践
松木 理浩
1
1富山市立富山市民病院・透析看護認定看護師
キーワード:
CKD
,
腎臓病療養指導士
,
早期介入
,
日常生活指導
Keyword:
CKD
,
腎臓病療養指導士
,
早期介入
,
日常生活指導
pp.287-292
発行日 2021年3月10日
Published Date 2021/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001654
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CKD患者は年々増加傾向にあり,国民の8人に1人といわれ,今や国民病の一つである.CKDは生活習慣が関与しており,早期の診断により日常生活指導や食事療法,薬物療法により進行抑制が可能な疾患である.しかし,自覚症状がなく,放置されることが多く重症化した場合,腎代替療法が必要となるため,受診継続と適切な指導を提供しなければならない.そこで,腎臓病療養指導士制度により,CKD対策を充実させることになったが,まだ有資格者は少なく,啓発活動や指導プログラム確立などの課題が多い.しかし,腎臓病療養指導士は,看護師,薬剤師,栄養士の知識をもち横断的な役割を担うものであり,今後の活躍が期待される.
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