特集 シームレスなCKD 対策に向けての看護実践
1.CKD 進展予防からRRT 導入まで(2)看護の役割
内田 明子
1
1聖隷佐倉市民病院看護部
キーワード:
慢性腎臓病
,
腎臓病療養指導士
,
CKDチーム医療
,
CKD看護
Keyword:
慢性腎臓病
,
腎臓病療養指導士
,
CKDチーム医療
,
CKD看護
pp.1215-1220
発行日 2021年10月10日
Published Date 2021/10/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001915
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慢性腎臓病の重症化予防,予後・QOLの改善のため,腎臓病療養指導士の養成が始まった.対象職種は看護師・保健師,管理栄養士,薬剤師である.現在1,665名が認定され,うち6割が看護職である.腎臓病療養生活支援の看護師の視点として,①対象である人を生活者としてとらえ,患者の望む暮らしと治療の調和を整えること,②医療の評価者は患者自身で患者の主観的評価が重要であること,③患者には自己決定の権利があり,セルフケアが治療結果を左右するということが挙げられる.腎臓病療養指導士の看護の役割は,前述の看護の視点をベースに,他職種の異なる価値観や視点を尊重した高度なコミュニケーションによって,効果的な活動を推進することである.
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