特集 透析看護分野の看護師の認定・研修制度と社会から求められるもの
5.実践報告(2)透析看護認定看護師の役割と実践
木村 剛
1
1札幌白石記念病院血液浄化センター/日本臨床腎臓病看護研究会・看護師
キーワード:
透析看護認定看護師
,
実践
,
保存期療養面談
,
腎代替療法選択支援
,
腎不全看護認定看護師
Keyword:
透析看護認定看護師
,
実践
,
保存期療養面談
,
腎代替療法選択支援
,
腎不全看護認定看護師
pp.275-280
発行日 2021年3月10日
Published Date 2021/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001652
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2021年2月現在,本邦には286名の透析看護認定看護師(CN)が登録し,全国的な繫がりのなかで腎臓病領域において必要とされる看護の質の維持・向上に取り組んでいる.CNのおもな看護の対象は,「腎臓も悪くなった高齢者」である.実践の内容は,末期腎不全による維持透析患者に対する看護のみならず,保存期CKD患者に対する腎保護の関わりや,末期腎不全となった患者にはSDM(shared decision making)の視点を包含した腎代替療法選択支援,腎不全の終末期や透析中止などの倫理的な場面でのケアにおいての調整役など多岐にわたる.近年報告のあるCNの保存期CKDへの関わり,腎代替療法への関わり,周囲のスタッフがCNから受ける影響について報告する.
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