速報
新たな「透析の開始と継続に関する意思決定プロセスについての提言(案)」が公表
加藤 明彦
1
1浜松医科大学医学部附属病院血液浄化療法部
pp.108-108
発行日 2020年2月10日
Published Date 2020/2/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001195
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「維持血液透析の開始と継続に関する意思決定プロセスについての提言」(透析会誌 2014;47:269―285)が発表されて,ほぼ6 年が経過する.本提言では,① 治療方針の決定は医療チームと患者が協同する共同意思決定(shared decisionmaking;SDM)で行い,十分な情報開示の下に患者が的確な自己決定を得られるよう支援する,② 患者が自己決定した治療方針は最大限尊重される,③ 維持血液透析開始前に透析同意書を取得する,④ 維持血液透析の見合わせ(※一時的に透析を実施せず,病状の変化によっては開始,または再開する意味)について検討する状況,⑤ 維持血液透析見合わせ後のケア計画の策定と緩和ケアを提供,などが記載されており,これまで概ね肯定的な評価を受けてきた.
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