ケース・スタディ
肉眼的血尿を伴う急性腎障害の1 例
福永 昇平
1
,
山内 明日香
1
,
川西 未波留
1
,
芦村 龍一
1
,
吉金 かおり
1
,
江川 雅博
1
,
伊藤 孝史
1
,
椎名 浩昭
2
1島根大学医学部附属病院腎臓内科
2島根大学医学部附属病院血液浄化治療部
キーワード:
IgA 血管炎
,
紫斑病性腎炎
,
急性腎障害
Keyword:
IgA 血管炎
,
紫斑病性腎炎
,
急性腎障害
pp.437-443
発行日 2019年4月10日
Published Date 2019/4/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000864
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現病歴:膀胱癌,S 状結腸癌および食道癌のため当院で外来加療が行われていた.X年9 月より肉眼的血尿が出現,泌尿器科受診し尿路感染症が疑われ,レボフロキサシン(LVFX)およびカルバゾクロムスルホン酸ナトリウム水和物にて加療開始された.その後も肉眼的血尿は持続したため,抗菌薬をスルファメトキサゾール・トリメトプリム(ST)合剤に変更した.肉眼的血尿の発症前sCr 1.06 mg/dL であったが,発症後sCr2.36 mg/dL まで増悪したため,当科紹介受診し,急性腎障害精査加療目的に当科入院した.
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