透析医療と合併症 キュア&ケアガイドブック
高齢者 CQ 51 変形性関節症(膝含む)で運動器障害を認める透析患者への対応はどのように行いますか?
成田 淳
1
,
高窪 祐弥
1
,
佐竹 寛史
1
,
鈴木 朱美
1
,
中島 拓
1
,
高木 理彰
1
1山形大学医学部整形外科学講座
キーワード:
透析
,
人工膝関節全置換術
,
人工股関節全置換術
,
術後成績
,
生命予後
Keyword:
透析
,
人工膝関節全置換術
,
人工股関節全置換術
,
術後成績
,
生命予後
pp.893-896
発行日 2018年6月20日
Published Date 2018/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000575
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Ⅰ医学的背景
透析に伴う骨関節病変は,二次性変形性関節症を引き起こす.
長期透析患者が増加,かつ高齢化し,運動器障害への対応の必要性が増加すると考えられている.
Ⅱキュア
疼痛や可動域制限,関節不安定性により日常生活動作に支障をきたしている場合,手術が考慮される.
透析患者は多くの合併症を有しており,入念な術前検査,手術計画が必要である.
合併症に対しては整形外科医だけでの対応は困難な場合が多く,内科医,透析医との緊密な連携が必要である.
Ⅲケア
適切な運動療法は,変形性関節症の症状のみならず,全身状態の改善が期待できる.
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