〔症例報告〕
エンドトキシン吸着療法が奏効し内科的治療で治癒した空洞形成性クレブシエラ肺炎の1 例
西原 孝明
1
,
丹田 修司
1
,
迫田 知佳子
1
,
渡邊 乃梨子
1
1明石市立市民病院腎臓内科
キーワード:
慢性腎不全
,
クレブシエラ肺炎
,
敗血症性ショック
,
PMX―DHP
Keyword:
慢性腎不全
,
クレブシエラ肺炎
,
敗血症性ショック
,
PMX―DHP
pp.327-330
発行日 2018年3月10日
Published Date 2018/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000381
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クレブシエラ肺炎はcompromised hosts に日和見感染症として発症し,予後不良因子の一つに菌血症が挙げられている1).今回われわれは糖尿病性腎症による慢性腎不全で維持透析中の患者に発症した重症クレブシエラ肺炎で,エンドトキシン吸着療法(PMX―DHP)を含む内科的集学的治療で救命しえた1 例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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