特集 開かれたCKD 看護の模索―意思決定を支援する
[実践報告]3.血液透析患者に対する意思決定支援の実際 b.血液透析患者に対する治療法選択支援
田中 順也
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1地方独立行政法人堺市立病院機構堺市立総合医療センター看護部
キーワード:
対話
,
生体腎移植
,
調整
,
協働的意思決定
Keyword:
対話
,
生体腎移植
,
調整
,
協働的意思決定
pp.1459-1463
発行日 2017年10月10日
Published Date 2017/10/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000210
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血液透析患者が治療法変更を希望するときには,さまざまな理由がある.腹膜透析,腎移植のどちらを希望したとしても,変更への思いを丁寧に明らかにすることが重要である.しかし,患者・家族が抱く変更への思いは,一致するとはかぎらない.そのため,両者の思いや認識を確認し,乖離があれば看護師が調整する.また,新たな治療法変更に対して正しい情報を両者が理解し,納得するまで説明する.患者・家族には結論に至るまで迷いや葛藤が生じ,決断が揺れ動く場合がある.看護師にとって重要なのは,治療法変更に伴う身体的変化や生活スタイル変更への患者の理解を確認し,家族で十分な対話ができ,自己決定ができるよう寄り添い支える,協働的意思決定の視点である.
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