特集 透析医療における情報技術の進歩・展開
4.透析版ビッグデータの活用(2)J―DOPPS
長谷川 毅
1
,
逸見 治
1
,
大宮 信哉
2
,
天笠 允仁
2
,
秋澤 忠男
1
1昭和大学研究推進室、昭和大学医学部内科学講座腎臓内科学部門(昭和大学藤が丘病院)
2昭和大学医学部内科学講座腎臓内科学部門(昭和大学藤が丘病院)
キーワード:
J―DOPPS
,
血液透析
,
観察研究
,
腎性貧血
Keyword:
J―DOPPS
,
血液透析
,
観察研究
,
腎性貧血
pp.1251-1257
発行日 2017年8月10日
Published Date 2017/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000161
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Japan Dialysis Outcomes and Practice Patterns Study(J―DOPPS)は,維持血液透析患者の診療パターンと患者アウトカムに関する大規模な国際的観察研究であるDOPPS の一部で,日本の維持血液透析患者を対象とした前向きコホート研究である.J―DOPPS は日本全国から無作為抽出された血液透析患者の種々の診療パターンと患者アウトカムを共通のプロトコルと定義を用いて詳細に調査し,その相違や関連を検討している.J―DOPPS から提示された多岐にわたる新たな知見はわが国の透析医療に多くの影響を与えており,患者アウトカムのさらなる改善への貢献が期待されている.
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