特集 創造する透析医療―新たなmodalityへの期待と課題
【コラム】Intermittent Infusion Hemodiafi ltration(I―HDF;間歇補充型血液濾過透析)による透析合併症軽減への期待
亀井 大悟
1
,
土谷 健
1
1東京女子医科大学血液浄化療法科
pp.624-625
発行日 2017年6月10日
Published Date 2017/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000063
- 有料閲覧
- 文献概要
透析低血圧症の予防や末梢循環障害の是正 維持透析患者では,過度の除水に伴い透析中にしばしば血圧が低下する.実際に血圧が低下した場合,種々の処置が施されるが補液はその有効な手段の一つである.計画的な補液による透析低血圧症の予防や末梢循環障害の是正を目的にintermittentinfusion hemodiafi ltration(I―HDF;間歇補充型血液濾過透析)は考案された.I―HDFは,補液時にヘモダイアフィルタを介して清浄化された透析液の一部を逆濾過によって血液側へ移動させることを特徴とし,近年広く用いられている.
Copyright © 2017, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.