投稿論文 症例報告
扁桃摘出術後出血の第XIII因子欠乏と判断した1症例
宇佐美 奈由香
1
,
堀 泰雄
,
今村 圭佑
,
西田 宙夢
,
八木 真実
1大阪大学歯学部附属病院 歯科麻酔科
キーワード:
血液凝固検査
,
血液凝固第XIII因子
,
血液凝固第XIII因子欠乏症
,
血液製剤
,
扁桃摘出術
,
出血-術後
,
扁桃炎-慢性
Keyword:
Factor XIII
,
Factor XIII Deficiency
,
Tonsillectomy
,
Blood Coagulation Tests
,
Postoperative Hemorrhage
pp.1219-1222
発行日 2022年11月10日
Published Date 2022/11/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2023016081
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一般凝固機能検査の結果に問題がないにもかかわらず,術後出血を繰り返したため,凝固因子検査を行ったところ,第XIII因子(factor XIII:F13)欠乏症であることが判明し,F13の補充により改善した症例を経験した。術後出血を認め一般凝固機能検査で異常を認めない場合には,F13欠乏症の可能性を考慮し,凝固因子検査を行うべきである。
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