投稿論文 症例報告
予期せぬ右室流出路浸潤により緊急の右室流出路形成術、肺動脈弁置換術を要した縦隔腫瘍摘出術の麻酔経験
星 紗弥加
1
,
久利 通興
,
藤野 裕士
1大阪大学医学部附属病院 脳神経精神科診療部門麻酔科
キーワード:
Propofol
,
縦隔腫瘍
,
腫瘍侵入性
,
全身麻酔
,
肺動脈弁
,
人工弁置換術
,
緊急手術
,
偶発的発見
Keyword:
Anesthesia, General
,
Mediastinal Neoplasms
,
Propofol
,
Neoplasm Invasiveness
,
Pulmonary Valve
,
Heart Valve Prosthesis Implantation
,
Incidental Findings
pp.1025-1028
発行日 2022年9月10日
Published Date 2022/9/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022285106
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64歳・男性の患者に、健康診断で発見された縦隔腫瘍の摘出術を予定した。術前検査で、腫瘍は多臓器浸潤が疑われたが、右室流出路浸潤は疑われなかった。腫瘍、転移巣と浸潤臓器は切除し、上大静脈は温存された。予期せぬ右室流出路浸潤を認め、緊急の右房脱血、上行大動脈送血での肺動脈合併切除、右室流出路再建、肺動脈弁置換術を行った。
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