投稿論文 症例報告
術中の偶発的ロクロニウム血管外漏出により術後呼吸抑制を来した症例
本田 潤
1
,
佐藤 優紀
,
小林 慶
,
佐瀬 ひろの
,
青木 健一
,
武藤 ひろみ
1福島県立医科大学 麻酔科
キーワード:
術後合併症
,
腎細胞癌
,
診断物質と治療物質の遊出
,
気管内挿管法
,
腹腔鏡法
,
Rocuronium
,
呼吸抑制
Keyword:
Extravasation of Diagnostic and Therapeutic Materials
,
Respiratory Insufficiency
,
Intubation, Intratracheal
,
Rocuronium
,
Laparoscopy
,
Postoperative Complications
,
Carcinoma, Renal Cell
pp.784-787
発行日 2022年7月10日
Published Date 2022/7/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022279372
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ロクロニウムの術中偶発的皮下投与が原因と考えられる術後呼吸抑制が生じた。筋弛緩薬の血管外漏出時は、スガマデクスによって一度筋弛緩効果が拮抗された場合でも、再クラーレ化を考慮し十分な筋弛緩モニタリング・呼吸状態の監視が必要である。
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