投稿論文 症例報告
換気不全から心停止に至った気管損傷に対して、ECMO施行により救命しえた1症例
山根 光知
1
,
青山 正
,
作畠 啓示
,
桃原 寛典
,
牧野 裕一朗
,
野々垣 幹雄
1四日市市立四日市病院 麻酔科・集中治療科
キーワード:
気管疾患
,
胸部X線診断
,
呼吸不全
,
縦隔気腫
,
心停止
,
気管内挿管法
,
X線CT
,
ECMO
Keyword:
Respiratory Insufficiency
,
Mediastinal Emphysema
,
Intubation, Intratracheal
,
Heart Arrest
,
Tracheal Diseases
,
Extracorporeal Membrane Oxygenation
,
Radiography, Thoracic
,
Tomography, X-Ray Computed
pp.619-622
発行日 2022年6月10日
Published Date 2022/6/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022245831
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心不全加療中の74歳の女性に対して緊急気管挿管を行った。陽圧維持および酸素化維持困難となり、心停止したため、veno-arterial extracorporeal membrane oxygenation(VA-ECMO)を導入した。胸部コンピュータ断層撮影では、皮下気腫、縦隔気腫を認め気管損傷を疑った。保存的に加療し、集中治療室(intensive care unit:ICU)入室後11日目にVA-ECMOから離脱、20日目に人工呼吸器から離脱し、22日目にICUを退室した。
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