投稿論文 症例報告
腹直筋内の自然出血を契機に大量出血を来した後天性血友病Aの1症例
宮山 直樹
1
,
阿部 建彦
,
鹿瀬 陽一
1東京慈恵会医科大学 麻酔科学講座
キーワード:
Methylprednisolone
,
部分トロンボプラスチン時間
,
インターベンショナルラジオグラフィー
,
筋疾患
,
外科的止血
,
出血
,
Eptacog Alfa
,
腹直筋
,
腹部CT
,
後天性血液凝固第VIII因子欠乏症
Keyword:
Muscular Diseases
,
Methylprednisolone
,
Hemorrhage
,
Hemostasis, Surgical
,
Radiography, Interventional
,
Partial Thromboplastin Time
,
Recombinant FVIIa
,
Factor 8 Deficiency, Acquired
pp.537-541
発行日 2022年5月10日
Published Date 2022/5/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022183890
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
腹直筋内の出血を発症し、重篤な出血を来したが、後天性血友病Aと診断され救命できた症例を経験した。凝固第VIII因子自己抗体の産生による自己免疫性疾患であり、重篤な出血を来すことも多い。活性化部分トロンボプラスチン時間単独の延長から早期に本疾患を疑い、診断、加療(止血療法)を行っていく必要がある。
Copyright© 2022 KOKUSEIDO CO., LTD. All Rights Reserved.