投稿論文 症例報告
芍薬甘草湯により高度横紋筋融解を伴う偽アルドステロン症を発症した1症例
木村 太
1
,
工藤 隆司
,
伊藤 磨矢
,
矢越 ちひろ
,
大山 翼
,
久保田 実怜
,
三上 典子
,
廣田 和美
1弘前大学医学部附属病院 麻酔科
キーワード:
Potassium
,
Spironolactone
,
横紋筋融解症
,
高アルドステロン症
,
輸液療法
,
芍薬甘草湯
,
甘草
Keyword:
Rhabdomyolysis
,
Spironolactone
,
Hyperaldosteronism
,
Potassium
,
Glycyrrhiza uralensis
,
Shakuyaku-kanzoh-toh
pp.534-536
発行日 2022年5月10日
Published Date 2022/5/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022183889
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芍薬甘草湯を処方してから5年を経て発症した87歳の女性の偽アルドステロン症を経験した。全身脱力感、歩行困難の症状があり、低カリウム血症性ミオパチーによる高度横紋筋融解を呈していたが、アルドステロン正常値、レニン活性は低下していた。カリウム補充、輸液負荷、スピロノラクトン投与などにより保存的に軽快した。
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