投稿論文 症例報告
母指内転筋でのTOFウォッチ🄬による筋弛緩モニタリングと臨床所見の乖離が見られた球脊髄性筋萎縮症患者の麻酔経験
松本 慶太
1
,
土井 克史
,
延原 英介
,
江田 佐江子
,
渡辺 康江
,
串崎 浩行
1国立病院機構浜田医療センター 麻酔科
キーワード:
筋電図
,
術中モニタリング
,
胆石症
,
腹腔鏡下胆嚢摘出術
,
キャリブレーション
,
Rocuronium
,
筋萎縮症-X連鎖性球脊髄性
,
母指内転筋
,
四連反応比
Keyword:
Cholecystectomy, Laparoscopic
,
Monitoring, Intraoperative
,
Rocuronium
,
Electromyography
,
Cholelithiasis
,
Calibration
,
Neuromuscular Monitoring
,
Bulbo-Spinal Atrophy, X-Linked
pp.399-403
発行日 2022年4月10日
Published Date 2022/4/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022140584
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球脊髄性筋萎縮症(spinal and bulbar muscular atrophy:SBMA)の麻酔管理では、疾患背景から術中の筋弛緩モニタリングが必須である。本症例では、キャリブレーション後に非脱分極性筋弛緩薬を投与した。術中に四連反応数(train-of-four count:TOFc)4を示したが、刺激部位の筋収縮はなかった。自動校正による感度調整が微弱な収縮反応を検出した可能性がある。主観的評価も踏まえた臨床評価が重要である。
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