投稿論文 原著
ロピバカインを用いた小児の腕神経叢ブロックにおけるデキサメタゾンによる鎮痛延長効果 prospective randomized double-blind study
小寺 智子
1
,
植田 一吉
,
田村 岳士
,
松山 恭悠
,
青木 康夫
,
岩倉 健夫
1大阪府済生会中津病院 麻酔科
キーワード:
Dexamethasone
,
全身麻酔
,
二重盲検法
,
薬物共力作用
,
ランダム化比較試験
,
Ropivacaine
,
生理食塩水
,
腕神経叢ブロック
Keyword:
Anesthesia, General
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Ropivacaine
,
Saline Solution
,
Double-Blind Method
,
Drug Synergism
,
Dexamethasone
,
Brachial Plexus Block
pp.1290-1293
発行日 2021年12月10日
Published Date 2021/12/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022069459
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ロピバカインを用いた小児への腕神経叢ブロック(brachial plexus block:BPB)において、デキサメタゾンによる鎮痛時間および運動機能抑制時間への影響を検討した。全身麻酔下に上肢の手術を受ける小児を対象とし、BPBでは対照群(対照群:0.5%ロピバカイン0.4ml・kg-1と生理食塩液0.045ml・kg-1)およびデキサメタゾン群(Dex群:0.5%ロピバカイン0.4ml・kg-1とデキサメタゾン0.1485mg・kg-1)の2群に無作為に分類した。Dex群の鎮痛時間は1,125±125分と対照群649±118分と比べて有意に延長したが、運動機能抑制時間に延長は見られなかった。
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