投稿論文 紹介
日本麻酔科学史から見た山村秀夫名誉教授の業績 とくに麻酔科の"特殊標榜科認可"に関連して
松木 明知
1
1弘前大学 大学院医学研究科麻酔科学教室
キーワード:
保健医療制度改革
,
厚生労働省
,
免許
,
病院法制
,
病院麻酔部門
,
医学史(1601-現在)
,
専門医制度
,
麻酔科医
Keyword:
Anesthesia Department, Hospital
,
Anesthesiologists
,
Licensure
,
Legislation, Hospital
,
Health Care Reform
,
History, Modern 1601-
pp.671-681
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2020278891
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1962年4月に発足した日本麻酔学会の麻酔指導医認定制度は、わが国における専門医制度の先駆である。その発端は1960年2月の麻酔科の特殊標榜科の認可にさかのぼる。東京大学の山村秀夫は第6回日本麻酔学会会長として、この認可実現に最大の貢献をした。山村の尽力なしには麻酔科の特殊標榜科認可は運動開始から2年で実現しなかったであろう。この貢献は山村のほかの多くの麻酔科学上の業績に優ると考えられる。
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