投稿論文 紹介
蘇生の歴史 血液循環の発見 William Harvey De motu cordis(1)
浅井 隆
1
1獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科
キーワード:
局所解剖学
,
血液循環
,
静脈
,
心筋収縮
,
心臓
,
動脈
,
肺循環
,
脈拍
,
医学史(1601-現在)
,
静脈弁
,
ハーヴィー, W.
Keyword:
Arteries
,
Veins
,
Anatomy, Regional
,
Myocardial Contraction
,
Heart
,
Pulmonary Circulation
,
Pulse
,
Blood Circulation
,
History, Modern 1601-
,
Venous Valves
pp.682-689
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2020278892
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ウィリアム・ハーヴェイは「De motu cordis」(1628年出版)において、血液循環の根拠として、静脈にある一方向弁により、血液は心臓に向いてのみ流れ、静脈から流れてきた血液は、右心室から左心室に目に見えない心室中隔の孔を通るのではなく、肺動静脈内を流れて左心室に入ることを挙げた。また、血液は心臓の収縮のみにより流れ、動脈内と静脈内の血液は同じものであることを明らかにした。
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