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統計ノート 検定の過誤(2)
浅井 隆
1
1獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科
キーワード:
統計
Keyword:
Statistics as Topic
pp.965-967
発行日 2021年9月10日
Published Date 2021/9/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021354596
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検定結果では、本当は差がないのに"有意差あり"との誤判定(第1種の過誤、αエラー)が生じうるが、この逆で本当は差があるのに"有意差なし"の誤判定(第2種の過誤、βエラー)の結果が出ることもある。第2種の過誤が生じる確率は、検出力(パワー)により決まり、検出力は通常0.8に設定する。第2種の過誤は、1から検出力を引いた値のため、検出力0.8の場合0.2となる。また、有意水準、検出力とともに、臨床的に"意味のある最小の差"を設定する必要がある。
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