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統計ノート 検定の過誤(1)
浅井 隆
1
1獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科
キーワード:
統計
,
統計的データ解釈
Keyword:
Statistics as Topic
,
Data Interpretation, Statistical
pp.810-813
発行日 2021年8月10日
Published Date 2021/8/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2021294640
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検定の結果で、本当は差がなくても"有意差あり"との偽陽性の結果となることがあり、そのような誤り(過誤)を、第1種の過誤(αエラー)と呼ぶ。"有意差あり"の検定結果となった場合に、第1種の過誤が生じる確率は、設定した有意水準で決まり、例えば有意水準を0.05に設定した場合、第1種の過誤は最高5%(正確には4.9%)で発生する。また、複数の検定を行う場合、第1種の過誤の発生率が上昇するため、それを防ぐ対処が必要である。
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