特集 ここまでできる! 産婦人科外来での排尿障害診療
総論
1.ウロギネコロジーとは
羽室 明洋
1
A. Hamuro
1
1大阪公立大学大学院医学研究科女性生涯医学(講師・外来主任)
pp.93-98
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003723
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
女性の健康寿命延伸が重視されるなか,尿失禁や骨盤臓器脱を含む骨盤底障害(PFD)は生活の質(QOL)を大きく損なう疾患として注目されている。近年は骨盤底筋体操やペッサリーなどの保存療法に加え,腹腔鏡・ロボット支援手術による低侵襲で精緻な再建手術が普及し,診療体系としてのウロギネコロジーが確立しつつある。診断には理学的診察と,尿流測定,ウロダイナミクス,超音波やMRIによる動的評価が有用であり,外科的治療では腟式修復から仙骨腟固定術まで選択肢が拡大している。ウロギネコロジーは女性の排泄や性機能を総合的に支える新たな産婦人科領域であり,高齢社会におけるウロギネコロジーの発展が期待される。

Copyright © 2026, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.

