3．遠隔妊婦検診の進化

いくつかの自治体，医療機関，企業が遠隔医療を活用した妊婦検診システムを構築し，一部で妊婦検診を臨床の現場に取り入れている。遠隔妊婦健診は，これまで離島やへき地の問題と考えられてきたが，これらの取り組みは，妊婦の通院負担を軽減し，地域の医療資源を有効に活用するための重要なステップとなっており，むしろ，大都市圏などでも利用価値は大きい。オンライン妊婦健診・診療を診療報酬上の評価対象とすることが今後の課題である。