特集 フローチャートでわかる 婦人科外来診療パーフェクトブック
Ⅲ 腫瘍
30.子宮内膜ポリープ
齊藤 寿一郎
1
J. Saito
1
1順天堂大学医学部附属順天堂東京江東高齢者医療センター婦人科(科長)
pp.1296-1301
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000003165
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子宮内膜の腺組織,間質組織,血管の増殖によって限局的に子宮内腔に突出する隆起性,結節性の病変である。エストロゲン依存性に発生して黄体機能不全との関連も考えられる1)。初経前に診断されることはまれである。これは子宮内膜のエストロゲン刺激がその発生に重要な役割を果たしていることを示唆している2)。リスク因子には加齢,肥満,高血圧,タモキシフェンクエン酸塩内服などがある3)。
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