症例
腹腔鏡手術中に偶然発見された高分化乳頭状中皮腫(WDPMT)の1例
堂園 渓
1
,
菊池 友明
1
,
久保谷 託也
1
,
東 眞
1
,
酒井 謙
1
,
小山 典宏
1
,
小林 陽一
2
K. Dozono
1
,
T. Kikuike
1
,
T. Kuboya
1
,
M. Higashi
1
,
K. Sakai
1
,
N. Koyama
1
,
Y. Kobayashi
2
1小山記念病院産婦人科
2杏林大学医学部産科婦人科学教室
pp.631-635
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002994
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高分化乳頭状中皮腫(WDPMT)は主に女性の腹膜に発生する良性~低悪性度のまれな腫瘍で,予後良好であることが多いが,悪性転化により中皮腫へ移行する症例もまれにある。また特徴的な画像所見がなく術前に診断されることは極めてまれであり,腹部手術のなかでも特に婦人科手術において偶然発見されることが多い。術中に腹膜病変を発見した場合には積極的に生検を行い,腹膜由来の疾患の診断を行うことが重要である。
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