特集 産婦人科医が知っておくべき婦人科腫瘍の病理学
企画者のことば
松村 謙臣
1
Noriomi Matsumura
1
1近畿大学医学部産科婦人科学教室
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001832
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
皆さんは,日常診療で病理スライドを自分で検鏡しておられますか? 婦人科腫瘍を専門としている病理診断医は多くありません。そのなかで,産婦人科医自身が婦人科腫瘍の病理学をある程度理解し,病理スライドを自分で検鏡して病理診断医とディスカッションできるようになれば,症例ごとの病理診断の精度は格段に上がり,病態の理解も深まります。昨年「WHO Classification of Tumours」が改訂され,第5版として発刊されました。この書籍は腫瘍診断のゴールドスタンダードとされ,病理組織診断学および分子病理学が統合された内容が記載されています。そして女性生殖器系腫瘍について書かれたVolume 4は,婦人科腫瘍を取り扱うすべての産婦人科医師が知っておくべき内容になっています。
Copyright © 2021, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.