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不妊治療をしながら働く女性,キャリアへの影響
市川 智子
1
,
鈴木 俊治
1
T. Ichikawa
1
1日本医科大学産婦人科
pp.63-74
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002833
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日本では1983年に初めて生殖補助医療(ART)による体外受精児が誕生してから不妊治療を受けるカップルは年々増加してきており,2020年にはARTによる出生児は6万381人,14人に1人がARTによる体外受精児であると報告された。不妊治療の保険適用化は,2022年,ときの首相が少子化対策の一環として掲げてからわずか1年半で導入され,社会でも脚光を浴びた。一方,不妊治療は受診日が不規則で頻回の受診が必要となるため,仕事との両立が難しく,不妊治療のための離職も散見されている。不妊治療と仕事の両立,そしてキャリアを継続させるにはどうしたらよいか。不妊治療を行っている患者のアンケート結果をもとに検討した。
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