シンポジウム ホルモン療法の理論と実際
子宮内膜症のホルモン療法
川島 吉良
1
1名古屋大学
pp.191-198
発行日 1969年3月10日
Published Date 1969/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204006
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私は最近数年間に教室で経験した子宮内膜症患者の臨床治験に基づいて,本日は特に問題を二つの点にしぼつてお話し申し上げたいと存じます。
第1の問題は本症の診断についてであります。従来,本症の診断は困難なものとされておりました。しかし,われわれは本症に関心を持ち,その知識を十分に持つならばさほど困難なものでないことを強調してまいりました。そこで本日は本症の診断の具体的な問題について申し上げたいと思います。第2は従来われわれの推賞してまいりましたホルモン療法の実際について,御報告申し上げたいと存じます。
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