特集 女性医学Update
ホルモン療法
5.子宮内膜症におけるホルモン療法
小芝 明美
1
,
北脇 城
1
A. Koshiba
1
,
J. Kitawaki
1
1京都府立医科大学大学院女性生涯医科学
pp.477-482
発行日 2019年5月1日
Published Date 2019/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000847
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子宮内膜症では,ライフステージに基づいた長期にわたる管理が重要となる。子宮内膜症に使用可能なホルモン製剤として,GnRHアゴニスト,ジエノゲスト,ダナゾール,低用量エストロゲン―プロゲスチン(LEP)製剤が現在保険適用となっている。ジエノゲストの長期投与成績の蓄積や,投与法や含有プロゲスチンの異なる種々のLEP製剤の登場により,子宮内膜症に用いることのできるホルモン療法のバリエーションは増加しており,個々の患者のライフステージや病状,背景に基づいた治療の継続が重要である。
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