特集 生殖医療の保険適用の実際Ⅱ
各論
助成金制度時代との違いと是非
金谷 真由子
1
,
藤原 敏博
1
M. Kanatani
1
,
T. Fujiwara
1
1フェニックスアートクリニック
pp.597-602
発行日 2023年6月1日
Published Date 2023/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002580
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生殖補助医療の健康保険化に際して,従来の特定不妊治療費助成制度の時代に行われてきた助成内容と現在の保健適用治療での費用負担の違いについてまとめる。自由診療時代の助成システムは2023年3月までに経過措置期間を経て,保険適用へと移行した。その前後で患者の費用負担は明らかに減少しているが,回数制限を超えた場合やPGT-Aを行う場合での負担額のギャップが大きくなっている。各自治体からの治療への助成事業が形を変えて継続されている部分もあるので,患者とともに情報収集に努める必要がある。
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