特集 生殖医療の保険適用の実際Ⅱ
各論
生殖医療で用いられる技術の先進医療への申請と課題
岩佐 武
1
,
湊 沙希
1
T. Iwasa
1
,
S. Minato
1
1徳島大学大学院医歯薬学研究部産科婦人科学分野
pp.569-573
発行日 2023年6月1日
Published Date 2023/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002575
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先進医療はいまだ保険診療として認められていない医療技術などについて,厚生労働大臣の承認のもと,将来的な保険導入に向けた評価を行う制度とされている。先進医療を行う際は,一般の診療と共通する部分については保険診療と同様の扱いとなり,一部負担金以外は保険者から給付され,いわゆる混合診療が例外的に認められることになる。有効性や安全性に関する様々な情報をもとに,当該医療技術の保険収載の可否が判断され,効果が確認されないものについては承認が失われる。
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