特集 産婦人科における保険診療と自費診療
総論
4.介護保険制度における産婦人科診療
福井谷 達郎
1
T. Fukuiya
1
1ひらしま産婦人科・皮膚科
pp.23-27
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002427
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少子高齢化が進み,団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年問題はすぐ目前に迫っている。さらに2040年にかけ高齢者は増加のピークを迎えその後ペースは緩やかとなる。現在,日本国民の健康寿命が男女とも75歳を超え,寿命が100歳になるといわれるようになった。その反面,現役世代が急減の局面を迎え,その世代の個々の負担はさらに増加していくものと予想される。よって今後,全世代対応型の医療と介護が提供できるための社会保障制度改革が必要とされる。その時代の背景のなかで,人口の半数以上を占める女性の疾病を扱う産婦人科診療における医療保険制度と介護保険制度も大きく変革していくものと予想される。
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