リレーエッセー 先輩PTからのメッセージ
介護保険制度を見つめて
大河原 和夫
1
1福島県士会
pp.352
発行日 1999年5月15日
Published Date 1999/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105312
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私は理学療法士として市立病院に35年間勤め,今年定年退官して,今はデイケアで老人たちと楽しく過ごしています.完全失業率4.6%といわれるリストラ時代に,定年退職した先輩たちが,各方面からの要請により生き生きと地域で活躍している姿を拝見していますと,理学療法士という職業は素晴らしいと思います.しかし,後輩たちがその時を迎えたとき,果してこのような状況が継続しているか,今後の「協会丸」の進路によるものと考えられますので,奈良会長を船長に会員諸氏が一致団結して,諸問題を乗り切ってもらいたいと思っています.
今年5月にアジア地域で初めての第13回WCPT(世界理学療法連盟)学会が横浜パシフィコで開催されますが,会長を初め準備委員の皆さんには会員の1人として深く感謝すると共に,かならずや成功されますことを願っています.この機会に国際的なレベルで意見交換を行うことは,社会的・学術的にも日本の理学療法士にとって大きなメリットになると思われます.
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