特集 いま大きく変わりつつある子宮頸がんの診療
8.ⅢC1期(特にT1/2N1症例)の子宮頸がんに対する治療
利部 正裕
1
,
海道 善隆
1
,
田付 駿介
1
,
阿部 真璃奈
1
,
佐々木 史子
1
,
永沢 崇幸
1
,
庄子 忠宏
1
,
馬場 長
1
M. Kagabu
1
,
Y. Kaido
1
,
S. Tatsuki
1
,
M. Abe
1
,
F. Sasaki
1
,
T. Nagasawa
1
,
T. Shoji
1
,
T. Baba
1
1岩手医科大学医学部産婦人科学講座
pp.605-609
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002171
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子宮頸癌進行期分類FIGO2018が発表され,その要点はⅠB期を腫瘍径に応じて3つに分け,ⅢC期を新設し骨盤内リンパ節転移をⅢC1期,傍大動脈リンパ節転移をⅢC2期とした。ⅢC期には,腫瘍径や局所進展など(T1,T2,T3)のリンパ節転移以外の予後因子とされる要素が含まれている。本稿では,ⅢC期のなかでも,ⅢC1期T1およびT2期に関して欧米での動向も含め解説する。
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