特集 いま大きく変わりつつある子宮頸がんの診療
9.子宮頸がんに対する放射線治療の最近の進歩と日本の課題
加藤 眞吾
1
S. Kato
1
1埼玉医科大学国際医療センター放射線腫瘍科(教授)
pp.611-615
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002173
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近年では強度変調放射線治療(IMRT),体幹部定位放射線治療(SBRT),3次元画像誘導小線源治療(3D-IGBT)などの高精度放射線治療が,子宮頸がんの臨床に広く応用されるようになってきている。これらの治療法では正常組織への線量を低く抑えつつ,腫瘍に高線量を投与することが可能であり,副作用の低減と治療成績の向上が報告されている。これらの治療を標準的に行うためには,治療方法を習熟した医療スタッフの充足が必要である。
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