特集 産婦人科 働き方改革へのロードマップ
13.北海道の産婦人科医療の方向性
加藤 育民
1
Y. Kato
1
1旭川医科大学産婦人科学講座
pp.81-88
発行日 2022年1月1日
Published Date 2022/1/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000002027
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医師の働き方改革関連法遵守に向けて様々な意見や提案があるが,国全体の考えとは別に地域ごとの現状を踏まえた方向性も探索し,実行に移していかなければ乗り越えることができないものと推測する。今回,筆者が暮らす北海道の現状ならびに産婦人科医療の推移と予測から,働き方改革の議論を契機とした今後目指していく北海道の産婦人科医療提供の姿を記述した。機能分化・連携,集約化・重点化の推進に関しては個々の医療機関レベルでの努力には限界があり,地域医療構想と連動した取り組みなどが重要である。産婦人科医師の増加,地域住民の意識改革が必要と考えられる。
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