特集 図解 分子メカニズムから理解する婦人科がんの薬物療法
【各論】
Ⅱ 子宮頸部悪性腫瘍
2.転移・再発
武隈 宗孝
1
M. Takekuma
1
1静岡県立静岡がんセンター婦人科
pp.1491-1498
発行日 2021年11月30日
Published Date 2021/11/30
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001968
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FIGO進行期分類ⅣBや再発病変は治癒困難な病態が多く,全身薬物療法のさらなる開発が期待されunmet medical needsの高い病態である。一方で,次世代シークエンサーの普及によりがんのゲノム解析が急速に進んでおり,子宮頸癌においても全エクソンシークエンス解析,さらには全ゲノム解析が行われるようになり,そのゲノムプロファイルの全体像が明らかになってきている1)2)。これらの情報が今後の治療開発にどのように生かされるかが注目されている。
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