症例
単頸双角子宮の双胎妊娠の1例
田代 稚惠
1
,
高橋 正国
1
,
入江 隆
1
,
紀川 純三
1
W. Tashiro
1
,
M. Takahashi
1
,
T. Irie
1
,
J. Kigawa
1
1松江市立病院産婦人科
pp.1671-1675
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001578
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子宮奇形合併妊娠のなかでも双胎妊娠の報告は少なく,管理方針は一定でない。当院で経験した単頸双角子宮に妊娠した二絨毛膜二羊膜双胎の1例を報告する。患者は23歳,未産婦で単頸双角子宮合併双胎妊娠のため早産ハイリスクと考え,14週時に予防的頸管縫縮術を施行した。その後,子宮収縮の増強はみられたが,35週で選択的帝王切開を行い,順調な経過をたどった。子宮奇形は様々な程度があり,個々に評価し,対応することが重要と思われた。
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