特集 エキスパートから学ぶ婦人科ロボット手術update
総論
1.ロボット手術の今後の展開
井坂 惠一
1
K. Isaka
1
1東京国際大堀病院ロボット手術センター
pp.309-312
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000001233
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ロボット手術の歴史は比較的新しいが,前立腺全摘術や子宮全摘術を筆頭に米国を中心として急速に普及してきた経緯がある。一方,わが国の婦人科におけるロボット手術はなかなか普及しがたい状況であったが,2018年に婦人科疾患における2術式,さらに2020年にはロボット支援下仙骨腟固定術(RSC)が保険収載されたことにより,今後は急速な普及が考えられ,近い将来はロボット手術が主流になっていくことが予測される。それに備えて,プロクター制度などの安全な普及を目指した対策が必要である。
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